続オタク市場の研究(asin:4492555412)

結局買いました。んで簡単に読むの完了。この本読んだ後だと、例えばマンガとかのジャンルのことを、うっかり市場って言ってしまうなあ;;;。
現状紹介・分析に徹底していて、上手く乗っかれば良いと安易に紹介してないし、現状に警鐘を促しているものあり、わりと好感。各市場の状況紹介で、声優=2.5次元、DD、ヲタ芸(ちゃんと*ヲ*を使用)、伝説・聖地・歴史・伝統・哲学などと、ディープなキーワード(というよりは何だっけ)を使ったりと、つかみが上手い(でも、これNRIさんの造語ではなく、市場内で派生したものなんだよなあ、抽出が上手いのか)。読み物として純粋に面白い、特に大量の注釈は笑ってしまいます。キーワードや注釈見て、思わずはてなから引用?と思ってしまった位です。つーか、18禁の美少女ゲームの絵のことを、「お目当ての魅力的な女性の映像」と表現するのはウケたw。あと、ネットコミニュティの未来の姿をアーサー・C・クラーク幼年期の終わり、とか表現するのは既にオタクオタクの領域でしょうが!w
でも、読む限りオタクを企画のかなめ要素とはしたくないなあ...アドオンくらい?